カワハタ ヒロヒサ   Hirohisa Kawahata
  川畑 浩久
   所属   森ノ宮医療大学  医療技術学部 臨床検査学科
   森ノ宮医療大学大学院  保健医療学研究科 医療科学専攻
   職種   教授
研究期間 2012/04~2015/03
研究課題 転写因子HIF-1を軸とした関節拘縮分子メカニズムの解明:新規分子治療製剤開発
実施形態 科学研究費補助金
研究委託元等の名称 文部科学省
研究種目名 科学研究費基金(基盤研究C)
科研費研究課題番号 2459090
キーワード 関節拘縮 / 滑膜 / 線維化 / HIF-1 / デコイ核酸医薬 / HIF1-α / CTGF / VEGF / HIF / CTGF / HIF1α
科研費分類内科学一般
代表分担区分 研究代表者
代表者 川畑浩久
連携研究者 青木元邦(研究分担者)
概要 関節拘縮の病態についての組織学的な報告は散見されるものの、分子レベルでの検討はほとんど行われていない。そこで関節不動化モデル動物をもちいて組織学的に検討したところ、関節可動域制限の進展に伴い、滑膜の線維化も進展していくこと、またこの際低酸素状態で発現が上昇するHIF1-αの転写活性や線維化関連因子の発現が著しく上昇することが明らかとなった。さらにdecoy核酸医薬をもちいてHIF1-α活性を抑制したところ、線維化関連因子の発現、関節拘縮の進展が明らかに抑制された。以上のことからHIF1-αを中心とした線維化関連因子の発現が、関節拘縮の病態進展に重要な役割を果たしていることが示唆された。