ヨシオカ トシハル
Toshiharu Yoshioka
吉岡 敏治 所属 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 保健医療学専攻 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 医療科学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1998/05 |
形態種別 | 学術研究論文 |
標題 | Pentoxifyline attenuates reperfusion injury in skeletal muscle after Partial Ischemia
(ペントキシフィリンは、部分虚血後の骨格筋における再灌流傷害を軽減する) |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | m.J.Physiol |
巻・号・頁 | 274,H1435-H1442頁 |
著者・共著者 | 共著者:M.Kishi, H.Tanaka, A.Seiyama, M.Takaoka, T.Matsuoka, T.Yoshioka, H.Sugimoto |
概要 | 白血球は、骨格筋における虚血 - 再灌流傷害の一因となることが示されている。ホスホジエステラーゼ阻害剤であるペントキシフィリン(PTXF)が、この虚血再灌流傷害を軽減する可能性がある。PTXFの効果を明らかにするために、生体顕微鏡検査法を用いて、虚血・再灌流中のラットの骨格筋における静止膜間電位差(Em)を測定し、毛細血管後の小静脈の微小循環を評価した。腎下部大動脈を90分間クランプし、次いで60分間再灌流した。 休止Emの持続的な脱分極が虚血 - 再灌流(IR)群で観察され、再灌流期間中にPTXF群で有意に再分極された。 PTXF群では組織の水分含量は有意に減少したが、組織の乳酸塩含量に差は認められなかった。レーザードップラー流量計で測定した血流もPTXF群で有意に改善した。また、付着する白血球数は、PTXF群で有意に減少した。 これらの結果は、PTXFが再灌流関連膜傷害および組織浮腫を軽減し、PTXFが再灌流中の白血球接着を抑制し、後肢血流の改善をしたことを示す
本人担当分:研究計画、データの採取、論文作成補助 |