ヨシオカ トシハル
Toshiharu Yoshioka
吉岡 敏治 所属 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 保健医療学専攻 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 医療科学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1998/06 |
形態種別 | 学術研究論文 |
標題 | Reversible MR Finding of hemolytic Uremic Syndrome with mild Encepharopathy
(脳症を伴った溶血性尿毒症症候群のMR画像の可逆的所見について) |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Am J Neuroradiol |
巻・号・頁 | 19,1144-1145頁 |
著者・共著者 | 共著者:H.Ogura, M.Takaoka, M.Kimoto, T.Shimazu, T.Yoshioka, H.Sugimoto |
概要 | 平成10年6-7月.
O-157 大腸菌 によって引き起こされる溶血性尿毒症症候群は、微小血管障害であり、時に致命的なCNS合併症を引き起こす。この脳症の病態生理やMR像の報告はこれまでにない。本報告は、MR画像で可逆性の所見を認めた症例の症例報告である。溶血性尿毒症症候群で軽度の脳症を呈した7歳の幼女において、第3病日のMR画像で脳梁膨大部にT1強調像で低信号を示し、T2強調画像で高信号を示す所見があり、第10病日にはT2強調画像で所見が残り、第17病日で正常に戻った症例を経験した。これらの所見は局所浮腫を表すものであるが、CTscanでは認められない。本例は、ハプトグロビン、ガンマグロブリン、トランスフェクション、利尿薬、カルシウム拮抗薬で管理されたが、溶血は第6病日から徐々に改善され、CNS障害を伴わずに第40病日に退院した 本人担当分:研究計画、データの採取、論文作成補助 |