ヨシオカ トシハル   Toshiharu Yoshioka
  吉岡 敏治
   所属   森ノ宮医療大学大学院  保健医療学研究科 保健医療学専攻
   森ノ宮医療大学大学院  保健医療学研究科 医療科学専攻
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 1999/06
形態種別 学術研究論文
標題 Granulocyte Colony-Stimulating Factor Ameliorates Life-threatening Infection after Combined therapy with Barbiturates and Mild Hypothermia in Patients with severe Head Injuries
(顆粒球コロニー刺激因子は、重度頭部外傷を有する患者のバルビタール療法併用下の低体温療法に伴う生命を脅かす感染症を改善する)
執筆形態 共著
掲載誌名 J.Trauma
巻・号・頁 46(6),999-1008頁
著者・共著者 共著者:K.Ishikawa, H.Tanaka, M.Takaoka, H.Ogura, H.Hosotubo, T.Shimazu, T.Yoshioka, H.Sugimoto
概要 重度頭部外傷の脳圧をコントロールするために、高用量のバルビタール療法と軽度低体温療法の併用されるが、このときしばしば発生する致命的な感染に対し、組換えヒト顆粒球コロニー刺激因子(rhG-CSF)の投与効果を明らかにした研究。1996年以来、重症頭部外傷を有する連続した8人の患者にrhG-CSFを5日間投与した(G群)と、それより以前のrhG-CSF治療を行わなかった22例(N群)の治療結果を比較検討した。両群のすべての患者は、全白血球数(TLC)が5,000 / mm3未満、C-反応性タンパク質(CRP)が10mg / dLを超え、感染合併の基準を満たしていた。G群では、TLC、有核細胞数、好中球機能は有意に上昇したが、CRP、呼吸指数、インターロイキン-6は低下した。 頭蓋内圧および白血球エラスターゼの劣化はなかった。 その結果、G群の8人の患者のうち7人が生命を脅かす感染から回復し、いずれも死亡しなかった。 N群では、CRPおよび呼吸指数は高いままであり、5日後の感染は22人うち17人で持続し、7人は感染により、その後死亡した。
本人担当分:研究計画、データの採取、論文作成補助