ヨシオカ トシハル
Toshiharu Yoshioka
吉岡 敏治 所属 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 保健医療学専攻 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 医療科学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1999/07 |
形態種別 | 学術研究論文 |
標題 | Triolein-Induced Pulmonary Embolization and Increased Microvascular Permeability in Isolated Perfused Rat Lungs
(ラットの単離された灌流肺モデルを用いてトリオレイン誘発肺塞栓を作成すると、微小血管透過性が亢進する) |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | J.Trauma |
巻・号・頁 | 47(1),111-119頁 |
著者・共著者 | 共著者:Y.Nakata, H.Tanaka, Y.Kuwagata, T.Yoshioka, H.Sugimoto |
概要 | 脂肪塞栓症候群の病態生理学的機構はほとんど解明されていない。 このモデルは、肺脈管構造に対する脂肪塞栓の影響を検討するために考案されたものである。トリオレインを、Krebs-Henseleit緩衝液で灌流した単離ラット肺に注入し、トリオレイン注入の開始時および20分後に、肺動脈圧および微小血管透過性(Kf)を測定した。99%トリオレインは、肺動脈圧およびKfの両方において用量依存性の増加を生じた。 遊離脂肪酸を含む65%トリオレインは、Kfのより大きな増加をもたらした。インドメタシンでの前処理は、65%トリオレイン後のKfの増加を減弱させたが、99%トリオレイン後では増加しなかった。純粋なトリオレインは、肺血管系における塞栓形成を誘発し、65%のトリオレインは塞栓形成とともにシクロオキシゲナーゼ産物の作用によって血管透過性を増加させた。遊離脂肪酸は、シクロオキシゲナーゼ依存性に浮腫を誘発する可能性がある
本人担当分:研究計画、データの採取、論文作成補助 |