ヨシオカ トシハル
Toshiharu Yoshioka
吉岡 敏治 所属 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 保健医療学専攻 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 医療科学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2000/07 |
形態種別 | 学術研究論文 |
標題 | The impact of a catastrophic earthquake on morbidity rates for various illnesses
(巨大地震はさまざまな疾病の罹患率に大きく影響する) |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Public Health |
巻・号・頁 | 114,249-253頁 |
著者・共著者 | 共著者:T.Matsuoka, T.Yoshioka, J.Oda, H.Tanaka, Y.Kuwagata, H.Sugimoto, T.Sugimoto |
概要 | 自然災害が病気の罹患率を増加させることはいくつかの報告がある。本研究では、阪神・淡路大震災の震災による被害の程度と、様々な疾病の発生との関係を分析し、罹患率に及ぼす影響を調べた。大規模なカルテの閲覧調査で把握できた98病院に収容された6000余の症例から、家屋損壊率の判明している14市町村から入院した1948症例をピックアップして、損壊率と罹患率の線形回帰分析を行った。家屋損壊率は、各地域で完全に破壊された住居の数に基づいて決定した。肺炎、脱水症、急性心不全、喘息発作、消化性潰瘍では、人口あたりの入院率と罹患率が損壊率と有意に相関したが、脳血管疾患または虚血性心疾患の罹患率は上昇はするもの、罹患率と損壊壊率の間に有意な相関はなかった。 消化性潰瘍と肺炎は、特に高い相関値を示した(R2> 0.7)。
本人担当分:研究計画、データの採取、論文作成補助 |