ヨシオカ トシハル
Toshiharu Yoshioka
吉岡 敏治 所属 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 保健医療学専攻 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 医療科学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2002/06 |
形態種別 | 学術研究論文 |
標題 | Long-term Physical Outcome of Patients who Suffered Crush Syndrome after the 1995 Hansin-Awaji Erthquake: Prognostic Indicators in Retrospect
(阪神・淡路大震災で受傷したクラッシュ症候群の長期的な予後について) |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | J.Trauma |
巻・号・頁 | 52(1),33-39頁 |
著者・共著者 | 共著者:T.Matsuoka, T.Yoshioka, H.Tanaka, N.Ninomiya, J.Oda, H.Sugimoto, J.Yokota |
概要 | この研究の目的は、阪神・淡路大震災で把握できた372例のクラッシュ症候群において、筋膜切開術が転帰に及ぼす影響を明らかにすること、換言すれば保存患肢の機能予後を調査することである。 下肢筋力に対する筋膜切開術やデブリードメントの影響を、段階的回帰分析によって評価した。筋膜切開までの時間と下肢筋力との相関も分析した。下肢のコンパートメントに関連する障害は、筋膜切開術を施行した患者の47%(8/17)および筋膜切開を受けていない患者の16%(4/25)に存在した。 前区画は、後区画よりもより強い障害が残存していた。筋膜切開術と下肢筋力との間には有意な負の相関があった。下肢温存療法は生命予後を悪化させる可能性があり、クラッシュ症候群の急性期における筋膜切開術の適応には、さらなる検討が必要である
本人担当分:研究計画、データの採取、論文作成補助 |