ヨシオカ トシハル
Toshiharu Yoshioka
吉岡 敏治 所属 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 保健医療学専攻 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 医療科学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1980/06 |
形態種別 | 学術研究論文 |
標題 | 重症頭部外傷に対する barbiturate療法(第1報)-脳波による適応と効果判定 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 脳と神経 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 32,625-633頁 |
著者・共著者 | 共著者:澤田祐介、高橋道知、杉本 壽、大橋教良、吉岡敏治、杉本 侃 |
概要 | Comaの定義を満たす重症頭部外傷、17例を対象に、barbiturateの投与量と脳圧(ICP)の関係、そのときの脳波について検討した。thiamylal 15mg/kgの1回投与でICPが速やかに低下し、以後、40分、60分で緩やかに前値まで戻るA型は、最下点で脳波はsuppresion-burstを示す。予後はGRもしくはMDであった。thiamylal 投与でいったん脳圧は下降するが、直ちに上昇するB型は、脳圧が上昇した時点で脳波はフラットになり、その後、2,3時間で脳波が出現するが、結果的には死に至る。thiamylal 投与で急激なICPの下降とともに直ちに脳波がフラットになり、そのまま前値に回復することなく死亡するC型に分類できた。A型と判断された症例のみを対象に、脳波のsuppresion-burstを目標にthiamylal の連続投与でさらに良い予後が得られた。
本人担当分:研究計画、データの採取、論文作成補助 |