ヨシオカ トシハル
Toshiharu Yoshioka
吉岡 敏治 所属 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 保健医療学専攻 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 医療科学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1983/09 |
形態種別 | 学術研究論文 |
標題 | 重度外傷、熱傷とDIC |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本外科学会雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 9,886-890頁 |
著者・共著者 | 共著者:吉岡敏治、 池邨勝美、 澤田祐介、 大橋教良、 杉本 壽、 杉本 侃 |
概要 | 重度外傷や熱傷患者の凝固線溶系の変化は極めて大きい。外傷例には出血に対し止血剤や抗プラスミン剤が盲目的に投与され、熱傷では逆に熱傷局所の血栓形成阻止、血流量の増大、DICの予防という観点からヘパリン療法を推奨する研究者も多い。.凝固線溶系の受傷後1週間にわたる経日的変化を追求するため、早期死亡例を除く重度外傷29例(死亡率41.4%)、と広範囲熱傷45例(Ⅲ度熱傷面積62.3%、死亡率53.3%)を対象に、血小板数、PT、APTT、フィブリノーゲン、FDP、アンチトロンビンⅢ、プラスミノーゲン、α」-plasmine inhibitor を検討した。外傷、熱傷とも検査上、DICの基準を満足するが、臨床的に治療を要する症例はない。熱傷患者においてはこれらの変化は熱傷面積と相関し、凝固因子の消費は熱傷局所が主体であることが判明した。
本人担当分:研究計画、データの採取、論文作成 |