ヨシオカ トシハル
Toshiharu Yoshioka
吉岡 敏治 所属 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 保健医療学専攻 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 医療科学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1985/11 |
形態種別 | 学術研究論文 |
標題 | 広範囲熱傷患者における高張Na輸液の陰イオン組成に関する研究 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本外科学会雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 86(11),1492-1499頁 |
著者・共著者 | 共著者:横田順一朗、 上西正明、 阪本敏久、 行岡哲男、 杉本 壽、 吉岡敏治、 杉本 侃 |
概要 | 広範囲熱傷に使用する高調Na輸液の陰イオン組成を検討する目的で、Clとlactateの比率の異なる高張液(第Ⅰ群のCl濃度:88mEq/l、第Ⅱ群のCl濃度:244mEq/l)を作成し、それぞれを各々10例に投与して水・電解質バランス、腎機能、酸・塩基平衡に及ぼす影響を検討した。BIあたりの輸液量は第Ⅰ群で有意に少なく、Clバランスは負となり、Cl不足を認めた。Ccr、FENa は両群で差を認めず、CH2O はⅠ群ではBIが大きくなるに従い上昇し、濃縮力の低下を認めた。すなわち、Cl組成の低い高調Na輸液では、水利尿作用の発現による輸液量の減少をみた。Ⅰ群の方が投与輸液量の減少をみるために浮腫発現が少なく、優れていると結論した
本人担当分:研究計画、データの採取、論文作成補助 |