ヨシオカ トシハル
Toshiharu Yoshioka
吉岡 敏治 所属 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 保健医療学専攻 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 医療科学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1986/01 |
形態種別 | 学術研究論文 |
標題 | 破傷風における autonomic overactivity実験モデルの作成 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本外科学会雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 88(1),14-19頁 |
著者・共著者 | 共著者:渋谷正徳、 池上敬一、 坂野 勉、 横田順一朗、 杉本 壽、 吉岡敏治、 杉本 侃 |
概要 | 呼吸管理の発達した現在、破傷風の死因はautonomic overactivityによる循環不全である。これを明らかにするため、家兎を用いて、実験モデルの作成を試みた。purified tetanus toxinの1回投与では少量でもその30倍量の大量でも血圧変動幅は小さく、toxinの絶対量はautonomic overactivityと無関係と思われた。12時間間隔の2回投与では血圧変動は一回投与とほとんど変わらず、一週間前に少量を投与した後、purified toxinを投与すると血圧変動は大きくなったが、hypotensive phaseはやはり出現しなかった。この投与方法でcrude toxinを投与すると、約35時間後にhypotensive phaseが出現し、45~46時間後には循環不全と考えられる状態が出現した。原因は不明であるが、循環不全出現にはpurified tetanus toxin 以外に何らかの要素が必要であると考えられた。
本人担当分:研究計画、データの採取、論文作成補助 |