ヨシオカ トシハル
Toshiharu Yoshioka
吉岡 敏治 所属 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 保健医療学専攻 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 医療科学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1987/05 |
形態種別 | 学術研究論文 |
標題 | 重度胸部外傷の病態 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 救急医学 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 11(5),533-539頁 |
著者・共著者 | 共著者:吉岡敏治、 池上敬一、 上西正明、 横田順一朗、 杉本 壽、 杉本 侃 |
概要 | 銃創を含む鋭的胸部外傷52例と鈍的胸部外傷347例を対象に、損傷部位と死因を検討し、胸部外傷の臨床像を検討するとともに、出血性ショックと肺挫傷時の循環動態について、心係数、右心仕事量と左心仕事量、平均肺動脈圧、肺血管抵抗等を比較検討した。鋭的損傷の死因は心・大血管からの出血がほとんどで、すべて24時間以内の早期死亡例であった。鈍的損傷でも24時間以内の死亡は出血が過半を占めるが、他は脳死や呼吸不全、緊張性気胸や心タンポナーデ等である。鈍的胸部外傷患者の24時間以降の3大死因は、脳死、呼吸不全、敗血症であった。肺挫傷時には心挫傷時と同様に、low output syndorme となるが、肺動脈圧が高値で、そのメカニズムは異なることが示唆された。
本人担当分:研究計画、データの採取、論文作成 |