ヨシオカ トシハル
Toshiharu Yoshioka
吉岡 敏治 所属 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 保健医療学専攻 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 医療科学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1988/09 |
形態種別 | 学術研究論文 |
標題 | 脳死状態における心筋の形態学変化 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 心筋の構造と代謝 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 10,553-568頁 |
著者・共著者 | 共著者:河口直正、 大西俊造、 木下順弘、 八幡孝平、 吉岡敏治、 杉本 侃、 澤 芳樹、 河本知秀、 松 田 暉、川島康生 |
概要 | 長期循環管理を行った脳死患者の脳死直後から経日的に右室心内膜生検を行い、光顕、電顕により、形態学的に心筋の変化を観察した。対象は頭部外傷により脳死に陥った9例で、光顕的には著変を認めないが、脳死状態が長期になると心筋繊維の大小不同や間質の浮腫が増大する傾向が見られた。電顕所見では、心筋ミトコンドリアに多彩な変化が認められるが、判定量的に評価したミトコンドリアスコア(ひとつの標本から350~500個のミトコンドリア1個1個にgrade0~grade4のスコアを与え、スコア平均値を算出する)では、脳死直後から4日目まで徐々に上昇し、その後7から10日後で低値となり、14日目以降再び高値となった。その他多くの電顕所見を詳細に報告した論文である。
本人担当分:研究計画、データの採取、論文作成補助 |