ヨシオカ トシハル
Toshiharu Yoshioka
吉岡 敏治 所属 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 保健医療学専攻 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 医療科学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1990/05 |
形態種別 | 学術研究論文 |
標題 | 頭部外傷、特に微細脳挫傷及び diffuse axonal injury の診断に対するMRIの有用性 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本災害医学会会誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 38(5),328-332頁 |
著者・共著者 | 共著者:木下順弘、 平出 敦、 吉岡敏治、 杉本 侃、 市村輝久、 斉藤朗、 大野良興 |
概要 | 頭蓋内の出血性病変の診断にはCTscanが有用であるが、CTでは意識障害を説明できる損傷を指摘し得ないにもかかわらず、意識障害が遷延する症例が存在する。最近、頭蓋内疾患の診断におけるMRIの有用性が多数報告されているが、頭部外傷急性期の非出血性病変に対する応用は報告も少なく、撮影方法も確立されていない。そこで、CTでfocal な血腫を認めず何らかの意識障害を伴った症例で、MRIを撮影した83症例をⅠ群;入院を要しない一過性の意識障害を認めた症例(脳震盪n=50 )、Ⅱ群:6時間以上の意識障害を認め、一週間以内に回復した入院症例(n=19)、Ⅲ群:意識障害が一週間以上遷延した症例(n=14)に分け、検討した。Ⅰ群では6%、Ⅱ群、Ⅲ群では42%、79%に脳梁、大脳基底核、脳幹にT2強調像で高信号域を認め、diffuse axonal injury と診断された
本人担当分:研究計画、データの採取、論文作成補助 |