ヨシオカ トシハル
Toshiharu Yoshioka
吉岡 敏治 所属 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 保健医療学専攻 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 医療科学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1995 |
形態種別 | 学術研究論文 |
標題 | 敗血症時の循環動態と酸素代謝 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本外科学会雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 96,36-43頁 |
著者・共著者 | 共著者:嶋津岳士、田畑 孝、田中 裕、塩崎忠彦、杉本 壽、吉岡敏治、杉本 侃 |
概要 | 敗血症時のhyperdynamic stateを呈する循環動態は、心拍出量の増加と末梢血管抵抗の著減が特徴である。末梢血管抵抗の減弱は脊髄損傷や運動時にもみられるが、脊髄損傷では心拍出量の低下に伴い混合静脈血酸素飽和度が低下して酸素消費量を維持する反応がみられ、心拍出量が増加しても酸素消費は一定量以上には増加しない。敗血症では酸素消費量は酸素供給量依存性に増加し、末梢組織での酸素摂取障害が生じていること示す。症例数は少ないが、CHDF(Continuous hemodiafiltration)の施行前後での酸素摂取率の改善することを報告した。CHDFは間質の浮腫を軽減し、エンドトキシンやサイトカインなどの液性因子の除去に効果があるものと推測している。
本人担当分:研究計画、データの採取、論文作成補助 |