ヨシオカ トシハル
Toshiharu Yoshioka
吉岡 敏治 所属 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 保健医療学専攻 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 医療科学専攻 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1980/10 |
形態種別 | 学術研究論文 |
標題 | Effect of intravenously administered fluid on hemodynamic change and respiratory function in extensive thermal injury
(広範囲熱傷患者における循環動態と呼吸機能におよぼす各種投与輸液の効果) |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Surg Gynecol Obstet |
巻・号・頁 | 151,503-507頁 |
著者・共著者 | 共著者:T. Yoshioka, K. Maemura, Y. Ohashi, H. Sugimoto, M. Takahashi, T. Sugimoto |
概要 | 高張Na輸液(Hypertonic lactated saline solution;HLS)療法は、Na濃度が300mEq/Lの非生理的な高張Na溶液を投与する輸液療法である。平均熱傷面積が約60%の重症熱傷例53例を、HLS投与群、乳酸加リンゲル液に膠質液を併用投与した群、乳酸加リンゲル液のみを投与した群の3群に分け、総水分投与量、総Na投与量、肺酸素化能の指標としてrespiratory index(RI)、心拍出量、動静脈酸素含量較差(a-vDO2)、酸素消費量を検討した。HLS投与群の総水分投与量は乳酸加リンゲル液のみの群の約50%で循環が維持され、投与輸液のNa濃度が高いにもかかわらず、むしろ総Na投与量は削減できた。さらに呼吸機能や酸素代謝の改善も認められた。
本人担当分:研究計画、データの採取、論文作成 |