ヨシオカ トシハル
Toshiharu Yoshioka
吉岡 敏治 所属 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 保健医療学専攻 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 医療科学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1987/03 |
形態種別 | 学術研究論文 |
標題 | Long-term continuous spinal anesthesia in severe tetanus with autonomic disturbance
(自律神経系の障害を伴う重症破傷風に対する長期持続脊髄麻酔について) |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Klin Wochenschr |
巻・号・頁 | 65,238-243頁 |
著者・共著者 | 共著者:H. Sugimoto, M. Shibuya, M. Uenishi, J. Yokota, C. Terai, T. Megawa, T. Yoshioka, T. Sugimoto |
概要 | 自律神経系の障害を伴う破傷風の予後は、当時、極めて不良であった。交感神経、副交感神経優位の状態がめまぐるしく入れ替わり、それぞれをブロックするような薬物療法では全く対応不能となる。そこで、高位での持続脊髄麻酔により、自律神経を遮断すると同時に、筋弛緩剤と機械換気を併用、低下するTPRをエピネフリンで維持することによって、血圧をコントロールする方法を試みた。
本論文は入院から8日後にautonomic dysfunctionに陥いり、その後23日間に及ぶ持続脊髄麻酔にて、循環動態を維持した結果、救命に成功した症例の報告である。入院から持続脊髄麻酔の離脱後まで、血圧、心拍出量、末梢血管抵抗、肺動脈楔入圧(PWP)、酸素消費量を継続的に測定し、重症破傷風症例の管理への道を開いた。 本人担当分:研究計画、データの採取 |