ヨシオカ トシハル
Toshiharu Yoshioka
吉岡 敏治 所属 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 保健医療学専攻 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 医療科学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1991/08 |
形態種別 | 学術研究論文 |
標題 | Hemodynamic response with passive neck flexion in brain death
(脳死患者における頭部前屈に伴う循環の変化「自律神経反射」) |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Neurosurgery |
巻・号・頁 | 29,239-241頁 |
著者・共著者 | 共著者:Y. Kuwagata, H. sugimoto, T. Yoshioka, T. Sugimoto |
概要 | ADHとcatecholamineの併用投与により、安定した循環の下に脳死体を長期間にわたって維持すると、脳死体には、それまで見いだせなかった様々な神経反射が存在することが分かった。脳死12例で、頸部を前屈し、その前後の循環動態をprospectiveに測定すると共に、交感神経遮断薬であるtrimethaphanを投与して同様の検討を行った。その結果、頸部の前屈により急激な血圧の上昇をきたす自律神経反射を発見し、本報告により、autonomic neck reflexと命名して世界で初めて報告した。心停止後の剖検所見により、上位胸髄以下にまで壊死に陥った脳死例においても、この反射は存在しており、脊髄が関与していないことも明かにしている。
本人担当分:研究計画、データの採取、論文作成補助 |