ヨシオカ トシハル
Toshiharu Yoshioka
吉岡 敏治 所属 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 保健医療学専攻 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 医療科学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1991/09 |
形態種別 | 学術研究論文 |
標題 | Pulmonary contusion causes long-term respiratory dysfunction with decreased functional residual capacity
(肺挫傷は、機能的残気量の減少を伴う長期の呼吸機能障害を引き起す) |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | J Trauma |
巻・号・頁 | 31,1203-1210頁 |
著者・共著者 | 共著者:M. Kishikawa, T. Yoshioka, T. Shimazu, H. Sugimoto, T. Yoshioka, T. Sugimoto |
概要 | 鈍的胸部外傷後の長期間に渡る呼吸障害のメカニズムを解明するために、胸部外傷を呈した18例の患者の肺機能を6ヶ月間前向きに検討した。患者のうち9人はフレイルチェストで、12人は肺挫傷を有していた。肺機能は、肺活量測定、動脈血ガス分析、胸部X線検査およびCTスキャンを用いて評価した。 機能的残気量は、肺挫傷患者の6ヶ月に渡って有意に減少したままであった。受傷後6ヵ月のCTスキャンでは挫傷した肺に線維性変化を示した。これらの知見は、さらに長期間(1〜4年)経過した別の肺挫傷症例20例についての追加研究でも同様であった。 一方、フレイルチェストや胸壁の変形があっても肺挫傷のない症例では6ヶ月以内に肺機能が回復する。
鈍的胸部外傷後に見られる持続性の呼吸障害は肺挫傷に起因していると考えられる。 本人担当分:研究計画、データの採取、論文作成補助 |