ヨシオカ トシハル
Toshiharu Yoshioka
吉岡 敏治 所属 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 保健医療学専攻 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 医療科学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1994 |
形態種別 | 学術研究論文 |
標題 | Deformability changes of polymorphonuclear leukocytes exposed to lipopolysaccharide in isolated rabbit lungs
(ウサギ灌流肺モデルにおける多形核白血球の変形能の変化と小塞栓に対する生理学的応答および血行力学的効果) |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Microcirculation annual |
巻・号・頁 | 10,161-162頁 |
著者・共著者 | 共著者:H. Tanaka, T. Yoshioka, T. Sugimoto, T. E. Dahms |
概要 | リポ多糖類(LPS)または走化性ペプチド(FMLP)に曝露された多形核白血球(PMN)がウサギ肺灌流モデルの肺血行動態を変化させることを検証した実験。PMNを注入すると、肺血管抵抗(PVR)および肺重量の両方が一時的に増加し、グルタルアルデヒド処理したウサギPMN(GPMN)またはビーズを注入すると、PVRも増加する。PVR(Pao-Pdo)は、GPMNおよびビーズの注入により高いままであり、その後30分にPMNを注入した場合にのみベースラインに戻った。 FMLPに暴露されたPMNはピークPpaおよびPT生成物を増加させた。3-イソブチル-1-メチルキサンチン(IBMX)での前処理は、血管収縮剤の放出またはFMLPの直接効果を示唆するこの圧力上昇を遮断した。LPSに曝露されたPMNは、ピークPpaおよびPT生成物を増加させ、PMNのサイトカラシンD処理は、PT生成物の増加を防ぎ、PMNのアクチン重合が関与することを示唆する。PMNは、まず肺の小動脈を塞栓する小さなビーズのように振る舞い、次いで脈管構造を通って遠位に移動することを示唆する。 FMLPまたはLPSへの曝露は、PMN変形能およびPMNの肺脈管構造を通過する能力を変化させ、その結果、肺血管抵抗が増大することが判明した。 |