ヨシオカ トシハル
Toshiharu Yoshioka
吉岡 敏治 所属 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 保健医療学専攻 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 医療科学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1995/06 |
形態種別 | 学術研究論文 |
標題 | Differences in body temperature Changes during dressing changes in surviving and non-surviving burned patients
(広範囲熱傷患者の生存例と死亡例におけるガーゼ交換時の体温変化の差について) |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | British J Surgery |
巻・号・頁 | 82,784-786頁 |
著者・共著者 | 共著者:T. Shiozaki, M.Ohnishi, A.Hiraide, O.Tasaki, T.Shimazu, T.Yoshioka, T.Sugimoto |
概要 | 広範囲熱傷52例を、I群(PBI80以下の生存例15例)、II群(PBI80〜120の生存例15例)、III群(PBI80〜120の死亡例14例)、IV群(PBI120以上の死亡例8例)の4群に分け、ガーゼ交換時の体温の変化(⊿BT)を検討した。ガーゼ交換前の体温は4群間で差はなく、⊿BTは、ガーゼ交換に要する時間(r = 0.04)やその時存在する非上皮化面積(r = -0.05)に関連していなかった。全ての群で、受傷後早期には⊿BTは大きいが、I群では、熱傷後16日後までに徐々に減少した(P <0.05)。 II群では⊿BTの減少は25日後までに認められたが(P <0.05)、III群およびIV群では変化しなかった。 また、敗血症の診断の2日前には有意に増加した(P <0.05)。 これらの結果は、⊿BTが予後および敗血症の発生に関する有用な情報となることを示唆している。
本人担当分:研究計画、データの採取、論文作成補助 |