ヨシオカ トシハル
Toshiharu Yoshioka
吉岡 敏治 所属 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 保健医療学専攻 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 医療科学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1997/05 |
形態種別 | 学術研究論文 |
標題 | Analysis of 372 patients with crush syndrome caused by the Hanshin-Awaji erthquake
(阪神・淡路大震災によるクラッシュ症候群372症例の解析から) |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | J.Trauma |
巻・号・頁 | 42(3),470-476頁 |
著者・共著者 | 共著者:J.Oda, H.Tanaka, T.Yoshioka, A,Iwai, H.Yamamura, K.Ishikawa, T.Matsuoka, Y.Kuwagata, A.Hiraide, T.Shimazu, H.Sugimoto |
概要 | 阪神・淡路大震災後15日間に95病院に入院した6,107症例のカルテを遡及的にレビューし、クラッシュ症候群372症例を特定して、その臨床病態から、重症度判定を試みた研究。損傷の主要部位は下肢(74%)、上肢(10%)、体幹(9%)で、合併損傷として、骨盤骨折、四肢骨折、および腹部損傷がしばしば認められた。合計50例(13.4%)が入院後死亡したが、体幹のクラッシュ症候群、または腹部損傷を合併する患者で、死亡率が高かった。受傷後5日以内の死亡原因は出血および高カリウム血症であった。ピーククレアチンキナーゼ値(Peak serum creatine kinase concentration)は、圧座された四肢の数と共に増加した。 死亡率および急性腎不全に陥るリスクは、クレアチンキナーゼ値が75,000μLを超える患者でより高かった。クレアチンキナーゼのピーク濃度および圧座された四肢の数は、クラッシュ症候群の重症度を推定するのに役立つことが示唆された。
本人担当分:研究計画、データの採取、論文作成補助 |