ヨシオカ トシハル
Toshiharu Yoshioka
吉岡 敏治 所属 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 保健医療学専攻 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 医療科学専攻 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1997/09 |
形態種別 | 学術研究論文 |
標題 | Analysis of 2,702 Traumatized Patients in the 1995 Hanshin-Awaji Earthquake
(1995年の阪神・淡路大震災における2,702人の外傷患者の分析) |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | J.Trauma |
巻・号・頁 | 43(3),427-432頁 |
著者・共著者 | 共著者:Y.Kuwagata, J.Oda, H.Tanaka, A.Iwai, T.Matsuoka, M.Takaoka, M.Kishi, F.Morimoto, K.Ishikawa, Y.Mizushima, Y.Nakata, H.Yamamura, A.Hiraide, T.Shimazu, T.Yoshioka |
概要 | 阪神・淡路大震災における外傷患者の最終転帰に影響を与える要因を明らかにすることを目的に行われた研究。震災後15日間に被災地域内またはその周辺の95病院に入院した患者のカルテを閲覧し、外因患者2,702症例を抽出した。患者の約3分の1は被災地外の病院に収容され、死亡率が3%であったのに対し、被災地内で加療された残りの患者は、死亡率が8%で、有意に高かった( p <0.05)。集中治療の対象となったのは、クラッシュ症候群のほとんどと臓器損傷の513症例であるが、これらの患者は死亡率は高いが、他の外傷患者の死亡率は低かった。クラッシュ症候群および重要臓器の損傷は、生命を脅かすものであったが、集中治療を提供する能力を有する被災地外の病院への早期の転送が生存率を改善すると考えられた。
本人担当分:研究計画、データの採取、論文作成補助 |