ヨシオカ トシハル   Toshiharu Yoshioka
  吉岡 敏治
   所属   森ノ宮医療大学大学院  保健医療学研究科 保健医療学専攻
   森ノ宮医療大学大学院  保健医療学研究科 医療科学専攻
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 1997/09
形態種別 学術研究論文
標題 CT, MR Imaging and Muscle Biopsy in severe crush injury
(クラッシュ症候群のCT、MR画像と筋生検結果について)
執筆形態 共著
掲載誌名 Acta Radiologica
巻・号・頁 38,903-906頁
著者・共著者 著者:K.Nakanishi, S.Shimamoto, M.Kishi, T.Yoshioka, T.Ishida, K.Tomoda, H.Nakamura
概要 クラッシュ症候群のCT、MR画像所見を検討し、筋生検の所見と比較した研究。阪神・淡路大震災で受傷したクラッシュ症候群6例にCTとMR検査を60日以内に2回行った。6例のうち5例においては、CTおよびMR検査後に損傷した筋肉の生検を行った。CT検査では、5人の患者で、筋肉に石灰化像を認め、挫滅した筋肉は萎縮していた。このうち3例の石灰化の程度は時間とともに減少した。 MR検査では、破壊された筋肉のT1強調画像は、6人の患者のうち4人で等強度を示し、残りの2人は高強度であった。破砕筋のT2強調画像は、すべての患者において不均質な高強度を示した。ガドリニウム(Gd)によるMRの造影検査では破壊された筋肉はすべて、わずかにまたは顕著に増強された。 筋生検では、6例中5例で筋細胞の石灰化と正常な筋肉構造の完全破壊が認められた。クラッシュ症候群におけるCTおよびMR所見は組織病理所見とよく相関した。
本人担当分:研究計画、データの採取、論文作成補助