ヨシオカ トシハル
Toshiharu Yoshioka
吉岡 敏治 所属 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 保健医療学専攻 森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科 医療科学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1997 |
形態種別 | 学術研究論文 |
標題 | Neutrophile response following
administration of recombinant human granurocyte colonystimulating factor in septic patients with neutropenia 4th Intenational Congress on the immune Conseguences of trauma (好中球減少敗血症患者における顆粒球コロニー刺激因子の投与後の応答について ) |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | shock and sepsis |
巻・号・頁 | 661-664頁 |
著者・共著者 | 共著者:K.Ishikawa, H.Tanaka, T.Yoshioka. H.Sugimoto |
概要 | 好中球5,000/ mm3未満の敗血症患者30人に対して、1日1回、5日間、ヒトG-CSF(2μg/ kg)を皮下投与した。絶対好中球数(ANC)、好中球分化およびG-CSFの血清濃度を連続的に測定し、骨髄もまた処置の前後で分析した。G-CSFに対する好中球の反応は、良好のG群(ANC> 10,000 / mm 3、n = 20)から中等度のM群(ANC <10,000 / mm 3、n = 5)、反応せずのP群(ANC増加せず、 n = 5)であった。G-CSF投与前のANCに3群間で差はなかったが、G-CSFの血清濃度に有意差を示した。G-CSF濃度は、G群では0.16±0.03ng / mL、M群では7.0±3.0ng / mL、P群では270±90ng / mLであった。G-CSF処理前の骨髄はすべての群で機能低下を示したが、G群およびM群ではrhG-CSF処理後に有核細胞数が有意に増加した。 4週間後の生存率は、G群で90%、M群で100%であったが、P群の患者は生存しなかった。G-CSF投与は、未成熟好中球の割合が低く、内因性G-CSFが不十分な敗血症患者に有効で、骨髄機能が著しく落ちて未成熟好中球の割合が高い患者にほとんど影響を与えなかった
本人担当分:研究計画、データの採取、論文作成補助 |