ヨシオカ トシハル   Toshiharu Yoshioka
  吉岡 敏治
   所属   森ノ宮医療大学大学院  保健医療学研究科 保健医療学専攻
   森ノ宮医療大学大学院  保健医療学研究科 医療科学専攻
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 1994/02
形態種別 学術研究論文
標題 長期循環管理を行った脳死症例の血液像と造血能の検討
執筆形態 共著
掲載誌名 日本救急医学会雑誌
掲載区分国内
巻・号・頁 5(1),26-31頁
著者・共著者 共著者:吉田裕彦、 藤井紀男、 岩井敦志、 嶋津岳士、 横田順一郎、 吉岡敏治、 杉本 侃
概要 脳死後長期間にわたり循環を維持した際の造血能を検討した研究。Hb値は脳死前に比べ約4g/dlの低下が認められ、エリスロポエチン値は平均50.2±19.4mU/mlと正常より高値となり、他の原因による貧血患者とほぼ同等の分泌が認められた。網状赤血球数は脳死後第20病日まではあまり増加しないものの、第21病日以降には著しく増加する。赤血球より産生反応が早い血小板は、脳死後いったん低下するものの、脳死後第10病日には脳死前値に回復し、その後正常以上となる。骨髄像では脳死後1週間以内施行群で骨髄球が有意に増加しており、成熟した分節核球は感染群で有意な増生を認めた。脳死後の循環維持のために,脳死直後に2,000ml/day以上の体液負荷がなされており,この希釈性因子と赤血球産生反応に時間を要することが脳死後の貧血持続の原因と考えられ、脳死患者の骨髄機能は正常に保たれていると結論した
本人担当分:研究計画、データの採取、論文作成補助