ヨシオカ トシハル   Toshiharu Yoshioka
  吉岡 敏治
   所属   森ノ宮医療大学大学院  保健医療学研究科 保健医療学専攻
   森ノ宮医療大学大学院  保健医療学研究科 医療科学専攻
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 1997/04
形態種別 学術研究論文
標題 Fluid Resuscitation and Systemic Complications in Crush Syndrome: 14 Hanshin-Awaji Earthquake Patients
(クラッシュ症候群における輸液療法と合併症:阪神・淡路大震災で経験した14症例お検討から)
執筆形態 共著
掲載誌名 J.Trauma
巻・号・頁 42(4),641-646頁
著者・共著者 共著者:T.Shimazu, T.Yoshioka, Y.Nakata, K.Ishikawa, Y.Mizushima, F.Morimoto, M.Kishi, M.Takaoka, H.Tanaka, A.Iwai, A.Hiraide
概要 クラッシュ症候群は、合併症として生命を脅かす急性腎不全に陥る可能性のある外傷性横紋筋融解症の一形態である。阪神・淡路大震災後阪大病院特殊救急部に収容されたクラッシュ症候群14例の臨床病態と検査データを分析した。 患者は、平均6.7 +/- 5.7時間(1〜24時間)倒壊した家屋の下敷きとなっており、地震発生後、6〜250時間で転送されてきた。私たちの施設に40時間以内に収容できた症例では25%(8人中2人)に腎不全を発症したのに対して、40時間以後に転送されてきた6例は、全例、腎不全に陥った。ピーククレアチンキナーゼは6,677〜134,200 U / L(51,674 +/- 41,776)の範囲であった。 腎不全は、大規模な筋肉損傷(血清クレアチンキナーゼ25,000U / L以上)および不十分な初輸液(10,000mL / 2日未満)に関連していた。迅速で十分な輸液により、腎不全の発生は予防できる
本人担当分:研究計画、データの採取、論文作成補助